長弓寺は、この地の豪族・小野真弓長弓(おののまゆみたけゆみ)が息子の放った流れ矢に当たって命を落とし、聖武天皇が供養のために行基に建てさせたことが始まりと伝わっています。入母屋造り檜皮葺の長弓寺本堂(鎌倉時代)は国宝に指定され、国重要文化財の本尊・十一面観音立像を祀っています。
本堂は細部まで計算された造りで、東大寺の南大門などに見られる「大仏様」の様式も取り入れています。見学は予約が必要です。